しっかり坐った美味しさです♪

猛烈な寒波が日本列島を襲った!と思ったら、秋に戻ったような気候の良さ・・・
今年の天気はなんだかハチャメチャですが(>_<)、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
大雪であったり、インフルエンザ大流行の兆しがあったり・・・
とりあえず紅葉は今がピークで、各地の行楽地も賑わっているみたいですね(^_^)


さて今回のこだわりは、行楽のお弁当にはもちろん、お正月のお重の彩りには欠かせない、紅白のかまぼこについて。
そのなかでも和田八珠玉の一品である、「寿楽」についてのこだわりを・・・。


この「寿楽」ですが、シログチ、ハモ、イトヨリダイの厳選したすり身を石臼で丁寧に練り上げ、これを板付けして蒸し上げるのですが、その前に成形してから少し寝かせる工程を取っています。
これは「坐り」と呼ばれ、かまぼこの弾力に変化を与えるために行われるのですが、「寿楽」ではこの工程がとても大切なんです!


充分に厚みのある山高の切り口に、アーチを描いた重厚なシルエット、重箱の深さに合わせたボリュームに、上品なちりめんシワ・・・
こうした魅力も坐りの目利きを誤っては台無しになってしまうんです(>_<)!
短すぎてもすり身がだらしなく垂れ下がってしまうし、長すぎても心地よい弾力に仕上がりません。
そこには言葉では言い表しがたい、職人の目利きによるタイミングの妙が活きているのです。


真心込めて蒸し上げた「寿楽」、重箱に入れてみてください。
見た目のボリュームもさることながら、おめでたい席を彩る上品なシルエット・・・。
鮮やかな色合いを目で楽しんだら、一切れお口に運んでみてください。
硬すぎず柔らかすぎず、噛み締めたときに感じる、あふれ出す豊かな旨みと満足感・・・。
その満足を生み出すために、日々注がれる職人のこだわり・・・
「一味まこと」を思い描いて・・・・。


一切れのかまぼこに込めた和田八の「こだわり」を、新春の爽やかな空気と共に皆様に感じていただければ・・・・
これにまさる満足感って、そうあるものじゃありませんよ・・・(^0^)